運輸・倉庫の下げ幅過去最大 TDB2月景気調査

新型コロナで荷動き影響

帝国データバンク(TDB)が4日発表した2月の景気動向調査によると、運輸・倉庫業界の景気DIは34・0ポイントと3カ月連続で悪化した。2011年6月(33・5)以来、8年8カ月ぶりの低水準。前月(39・5)比5・5ポイント減は過去最大の下げ幅となる。新型コロナウイルスの影響による旅行客の減少に、物流も中国向け輸出入の減少で国内荷動きが停滞した。軽油価格の下落による費用負担の低減は好材料となったものの、新型コロナウイルスなど景況悪化要因が重なる。中国関連では民間住宅向けの建築資材など納入の遅れがみられた。

運輸・倉庫業