標準的な運賃を告示

持続可能な物流へ
トラック運送業の「標準的な運賃」が24日に告示された。法令を遵守して持続的に事業を運営する際の参考となる運賃を示し、取引の適正化、労働条件の改善を促進する。国土交通省では全国のトラック事業者の原価データの集計、適正な原価算出に係る作業を行い、策定した標準的な運賃の案を2月26 日に運輸審議会へ諮問。14日に原案通り答申を受け、これを踏まえて告示を行った。赤羽一嘉国交相は24日の会見で新型コロナウイルスで外出が自粛される中、トラックドライバーの尽力に感謝の意を示しながら「トラック運送事業者の適正運賃収受の下支えとなる環境を整備し、ドライバーの労働条件を改善、物流を確保していく」と標準的な運賃の意義を述べた。