一般、特積の輸送量回復

全ト協景況感調査

全日本トラック協会(坂本克己会長)がまとめた、1-3月期の景況感調査結果によると、判断指数はマイナス41・0と、前回(10-12月期)のマイナス65・3から24・3ポイント改善した。6・3ポイント悪化の前回予想に対し改善を示した。「宅配貨物」の堅調さが続き、「一般貨物」、「宅配以外の特積」も輸送量が回復基調。変異株の感染拡大や緊急事態宣言発令など経済活動への影響から、4-6月期は1・0ポイント悪化のマイナス42・0を見通す。1-3月期の一般貨物は運賃・料金水準がマイナス16・2と前回から2・2ポイント改善、輸送数量はマイナス42・7と19・3ポイント改善した。宅配貨物は運賃・料金水準がマイナス13・3と前回から1・0ポイント改善、輸送数量は116・7(前回146・4)だった。宅配以外の特積貨物は運賃・料金がマイナス32・4と2・7ポイント悪化したものの、輸送数量はマイナス52・9と66・0ポイント改善した。4-6月期は、一般貨物が運賃・料金で4・1ポイント悪化するが、輸送数量は15・3ポイント改善の見通し。宅配貨物は運賃・料金で26・6ポイント改善、輸送数量は13・4ポイント悪化予想。宅配以外の特積貨物は運賃・料金で3・0ポイント、輸送数量で4・4ポイントそれぞれ改善を見通す。