大手4社で6兆円に

日通、ヤマト、SGHが上方修正

大手物流企業の2019年3月期4-12月累計決算が出そろった。各社とも好調で、日本通運(齋藤充社長)が31日に発表した2019年3月期連結決算予想は、売上高を前回10月公表(2兆1100億円)より400億円多い2兆1500億円(前期比7・8%増)に上方修正した。現在進める中期計画目標に掲げる売上高2兆1500億円の達成を射程内に捉えた。ヤマトホールディングス(山内雅喜社長)の2019年3月期第3四半期(4―12月)連結決算は、売上高が前年同期比7・3%増の1兆2576億1000万円、前年同期比858億3500万円の増収。デリバリー事業の構造改革を推進し、宅急便取扱数量は総量抑制などで3・1%(4500万個)減少しているものの、プライシングの適正化で単価上昇が影響し増収を示した。

大手4社の業績