6月運送収入11%減 トラック運送

雇用調整助成金活用27%

新型コロナウイルス感染症によるトラック運送業への影響について、国土交通省の調べによると、6月の運送収入が前年同月比20%以上減少した事業者は全体の20%(5月29%)、平均では11%減(同15%減)と前月より減収幅は改善した。国の支援制度では資金繰り支援を33%の事業者が活用(同19%)、雇用調整助成金は27%の事業者が活用(同16%)している。国土交通省が全日本トラック協会に要請して3月以降毎月行っている定点調査で、6月は24-30日に実施した(回答129社)。前年同月比の運送収入で「20%以上減少」との回答は、最も多かった5月の29%に対し20%に減少。しかし「30%以上減少」は12%と5月の10%を上回る。「20%以上減少」の見通しは7月29%、8月23%と増えており予断の許さない状態が続いている。荷主からキャンセルされた金額では、6月は1社平均1238万円と5月(1240万円)から横ばい。3月の1681万円をピークに減少傾向で見込みは7月1077万円、8月752万円となっている。