運賃上昇基調強まる

日通総研 10~12月見通し

トラック運賃の上昇基調が一段と強まりそうだ。日通総合研究所(宮近清文社長)が9月22日に公表した企業物流短期動向調査(短観)の速報値によると、「一般トラック」の運賃・料金動向指数の10~12月見通しは、前期7~9月実績のプラス12から9ポイント上昇し、プラス21となる見込みだ。

ただ、上昇の時期はずれ込んだ形だ。前回6月調査時点で7~9月の見通しをプラス20としていたが、「夏場の天候不順で食料・飲料などの消費財が振るわなかった」(佐藤信洋プリンシパル コンサルタント)ためだ。また、ヤマトショックに続いて佐川急便、日本通運、日本郵便の大手運送会社が宅配便などの運賃値上げを発表し、荷主のマインドとして値上げ予想ばかりが先行してしまったことも要因にあげる。

それでも消費関連や生産関連の貨物など荷動きの改善傾向が続き、10~12月の「荷動き指数」は前期より3ポイント上昇しプラス5になる見通し。荷動き改善に伴い、車両不足を背景に値上げ交渉を進めやすい環境が整って来ている。

運賃・料金の実績と見通し