「実証実験行う」

書面化で加賀貨物課長

　国土交通省自動車局の加賀至貨物課長は11日、トラック運送取引の書面化に対するパブリックコメントで、業界から義務付け反対などの厳しい意見が提出されていることについて「実証実験的なことをやったり、セミナーを開催することが大切であり、具体化したい」と述べ、業界が求める実証実験をまず行う考えを示した。
　本紙の取材に答えたもので、加賀課長は「日々の業務のなかでどのようなやりとりになるのかという視点が重要だ。全国を説明して回るなかで、荷主や元請けにまず書面を出してもらうことや、適正取引の確保に協力してほしいという声が強かったので、荷主や元請けへのアプローチを継続的に行っていきたい」と述べた。

　　　　　　加賀貨物課長