年金基金制度存続を

トラック35基金が要望　自民、民主両党に

　全国35のトラック運送事業年金基金で構成される全国トラック総合年金基金連合会（会長＝振津泰弘大阪府貨物運送厚生年金基金理事長）は7日自民党に対し、12日には民主党に対し、厚生年金基金制度に関する要望書を提出した。要望では、厚生労働省が打ち出した厚生年金基金制度の廃止方針に対し、「一律の制度廃止には課題が多く慎重に議論すべき」として制度の存続を求めた。12日の民主党議連では「退職金の代わりとして従業員にせめてもの給付をしてあげたいとして作ったものだ。何とか維持したい」（三浦文雄群馬県ト協会長）と制度維持を求める声が上がった。