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日本流通新聞5月23日付紙面から

日通新社長に渡邉氏

「グローバルロジスティクス企業として成長」

 日本通運は20日、川合正矩社長が代表権のある会長に退き、新社長に渡邉健二副社長を昇格させるトップ人事を発表した。副社長には、中村次郎、萩尾計二両取締役が昇格する。6月29日付の予定。
 同日記者会見した渡邉氏は「グローバルロジスティクス企業として成長するため、責任を持って引っ張っていきたい」と抱負を述べた。
 今後の海外事業展開について渡邉氏は「海外での現地域内の荷動きをキャッチしたい。現地での輸送や第三国間でのフォワーディングなどを伸ばす必要がある」と述べ、国内事業については「医薬品、農業、環境、エネルギーなど伸びが大きい業種に特化して事業を伸ばし、利益率を上げたい」などと意欲を示した。
 また、今回の震災について「災害時の指定公共機関に指定されており、3月11日の夜から当社の車両は動きだし、未明には山崎パンを積んで一斉に東北へ向けて走っていた。我々の役割は命を守るための物資を運ぶことだ」と述べ、物流の重要性を強調した。

日通新旧社長

     新社長に就く渡邉氏(右)と会長に就く川合氏

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