SBSがビクター子会社買収

音楽・映像媒体の物流一括受託

　ＳＢＳホールディングスは10日、子会社「ティーエルロジコム」（鎌田正彦社長）を通じて、日本レコードセンター（本社＝厚木市、片野浩一社長）の株式を取得することに関して、ＪＶＣ・ケンウッド・ホールディングスの子会社「日本ビクター」との間で株式譲渡に関する基本合意書を締結した。現在、最終合意に向け、取得価格などの協議を進めており、３月に株式譲渡契約を締結し、４月に株式譲渡の予定。譲渡価格は非開示。

ティーエルロジコムは昨年４月、ＪＶＣ・ケンウッドグループから「ビクターロジスティクス」（現ＶＬロジネット）を取得し、３ＰＬの拡大に弾みをつけた。今回、日本レコードセンターの株式を譲り受けるもの。 　これによって、ティーエルロジコムは音楽・映像媒体の物流を一括受託する３ＰＬ業務を新たに加えるとともに、多品種少量商品の在庫、ピッキング、管理、追跡システムなどのノウハウを得ることができる。