JR貨物 上半期は前年割れ

相次ぐ自然災害が影響

日本貨物鉄道(JR貨物/田村修二社長)が12日発表した2016年度上半期(4-9月)の輸送実績は、コンテナと車扱の合計が前年同期比3.3%減の1448万tと前年実績を下回った。4月中旬の熊本地震、6月下旬の鹿児島線・山陽本線大雨、さらに8月中旬以降の相次ぐ台風の接近・上陸などの影響を受けた。

特に8月下旬から9月上旬にかけての台風10号は、北海道地区に甚大な被害をもたらした。全体では高速貨969本、専貨12本が運休した(前年同期は高速貨715本、専貨11本が運休)。