5月景気DI半年ぶり改善
下げ止まりは一時的
帝国データバンク(TDB)が3日発表した5月の景気動向調査によると、運輸・倉庫業界の景気DIは前月比0・3ポイント増の22・7と6カ月ぶりに改善した。緊急事態宣言が解除され少しずつ経済活動が動き始めたことで4月に対しては水準を引き上げた。消費増税に暖冬、感染拡大の影響が重なり、景気DIは昨年11月の45・1から5カ月で22・7ポイント落ち込んだ。5月で下げ止まったものの回復は一定の上昇であり、落ち込んだ分を押し戻すまでには至らず、全体の景況と同様に「一時的な下げ止まり」とみられる。他の指標では燃料価格など仕入れ単価DIは39・2(前月41・4)とさらに下落し、運賃・料金を示す販売単価DIは前月と同じ48・8。雇用過不足DIは正社員52・8(前月53・7)、非正社員は50・1(前月49・5)だった。