1-3月、荷動き悪化

荷主企業の先行き不安で 日通総研調べ

日通総合研究所(宮近清文社長)がこのほど発表した12月の短期動向調査の速報値は、荷動きの実績と見通しを示す荷動き指数が2016年1-3月に再び悪化すると見込んだ。製造業・卸売業の主要2500事業所の荷主を対象に調査を行い、624事業所からの回答を得て判断した。

荷動き指数は、2015年1-3月のマイナス14を底に緩やかに上昇を続け、10-12月の実績はマイナス5まで改善。ただその上昇は力強さに欠け、今年1-3月は2ポイント減のマイナス7と息切れした格好となった。

足もとの景況感が引き続き悪いことや、新興国経済の減速など、荷主企業が抱く先行きへの不安を映し出した形となった。

 

20160111niugoki