JR貨物 鉄道事業初の黒字化へ

新中計 株式上場見据える

日本貨物鉄道(田村修二社長)はこのほど、JRグループ中期経営計画2021を発表した。

会見した田村社長は前計画を振り返り「経営基盤の整備でマトリクス管理による数値化、見える化を行い、効率化を求めて回転率を上げた。設備投資は、無利子融資の活用で3年間で810億円の計画を立てた。鉄道事業では、安全、安定輸送のもと、輸送力の再編と商品力を強化した。結果として、会社発足以来、鉄道事業が初の黒字化を達成する見通しとなる。30年目の節目に達成できた意義は大きく、強固な基盤構築ができた。これは、全社一丸となった意識改革を行ったこと、収支改善に努めた社員の成果」と総括した。

会見する田村社長(左)

会見する田村社長(左)