960時間超「いる」26%、全ト協昨年10月調査

前年比減少も目標下回る

全日本トラック協会(坂本克己会長)が行った働き方改革モニタリング調査(第6回)によると、昨年10月時点で時間外労働時間年960時間超のドライバーが「いる」と回答した割合は25.・9%で、前回調査(29・1%)よりも減少した。また、「標準的な運賃」を届け出た事業者のうち「適用している荷主がある」は22・3%、「適用はないが交渉中」53・5%といずれも前回を上回った。全ト協は2018年3月に「トラック運送業界の働き方改革実現に向けたアクションプラン」を策定し、24 年度にはドライバーの時間外労働時間が年960時間超となるトラック運送事業者の割合をゼロ%とする目標を掲げ、毎年働き方改革の進捗についてモニタリングを実施している。今回は調査対象1154事業者(前回調査と同じ事業者)、集計対象数636事業者。960時間超となるドライバー25・9%は前年より減少したが、アクションプランの23年度目標10%には未達となる。ドライバー以外の一般労働者の時間外労働時間年720時間超は「いる」の割合が10・7%で前回調査(11・4%)よりも僅かに少なくなった。月60 時間超の時間外労働に対する割増賃金率は、中小企業でも23 年4月から50 %引き上げが適用されたが、「適用している」は全体で64・8%だった。内訳は「大企業で既に適用」3・0%、「中小企業だが既に適用」7・5%、「中小企業で23年4月から適用開始」54・2%。「60 時間超の時間外労働が発生する労働者はいない」25・2%を加えると約9割が対応する一方、7・5%は「また適用していない」と回答した。年次有給休暇付与日数10 日以上のドライバーの年休取得日数5日以上取得について、満たない労働者が「いない」84・4%(前年82・7%)、「いる」14・3%(前年15・5%)だった。同様に一般労働者は「いる」85・7%(前年85・3%)、「いない」10・1%(前年10・6&)だった。一方、「標準的な運賃」の届出状況で「すでに届出を行った」(88・2%)と回答した事業者の荷主の適用状況は表の通り。
適用、交渉中を合わせると4分の3が交渉している。ドライバーの最近の賃上げ状況では「賃上げを行った」が69・3%で、平均の賃上げ率は4・4%だった。