3社に2社が改善基準告示違反

トラック長時間労働が浮き彫り

厚生労働省は8日、トラック、バス、タクシーなどの自動車運転者を使用する事業場に対する2018年の監督指導結果をまとめ、発表した。監督指導を実施した6531事業場のうち、83%に当たる5424事業場で労働基準関係法令違反が認められ、61・3%に当たる4006事業場で改善基準告示違反が認められた。依然として高い違反率にとどまっている。業種別に改善基準違反を見ると、トラックの違反率は66・9%と3業種の中で最も高く、3社に2社が違反している。