2カ月連続改善も小幅

TDB8月景況調査 運輸・倉庫業界

帝国データバンク(TDB)が3日発表した8月の景気動向調査によると、運輸・倉庫業界の景気DIは前月比1・2ポイント増の25・4と2カ月連続で改善した。改善は小幅で、5月以降全10業種中最も低い水準が続く。貨物の宅配が増加傾向も製造業を中心とした運送が依然として低調。自動車は部品が回復してきたが車体全体が厳しい。旅客も持ち直しの動きが鈍い。各指標では、燃料価格など仕入れ単価DIは49・1(前月48・9)に上昇し、運賃・料金を示す販売単価DIは横ばいの47・6。雇用過不足DIは、正社員は横ばいの53・0、非正社員は51・8(前月50・6)だった。