過労死等 7年連続ワースト1

トラック運送業 脳・心臓疾患で

国が過労死等と認定した事案の業種別統計で、トラック運送事業が7年連続でワースト1となっていることがわかった。2015年度の脳・心臓疾患による労災認定件数で、道路貨物運送業は前年度の77件から82件へと5件増加し、2位以下に大きな差をつけてのダントツでの首位だ。近年では、精神障害による認定件数も増えており、2015年度の精神障害は36件と業種別での2年連続トップとなった。月80時間を超える残業など長時間労働が背景にあるとみられ、労働時間短縮が急務となっている。

脳・心臓疾患による労災認定件数の推移(上位3業種)