運輸・倉庫改善も低水準続く

TDB7月景気動向調査

帝国データバンク(TDB)が発表した7月の景気動向調査によると、運輸・倉庫業界の景気DIは前月比2・7ポイント増の24・2と2カ月ぶりに改善した。しかし景況感が「悪い」とした企業は 86・7%と10業界で最も高い。観光関連の旅客自動車運送が引き続き厳しいほか、貨物も製造業・建設業向けなどの荷動きが依然として弱い。景気DIは4月(22・4)、5月(22・7)を上回るが、貨物運送は品目によって依然として厳しい状況が続いている。各指標をみると、燃料価格など仕入れ単価DIは48・9(前月45・0)に上昇した一方、運賃・料金を示す販売単価DIは47・6(前月48・2)と下げた。雇用過不足DIは正社員53・0(前月51・1)、非正社員は50・6(前月48・0)と人手不足感は前月より強まっている。