運賃で手引書策定へ

国交省 コスト構成や水準明記

国土交通省は今春にも、トラック事業に必要なコスト構成や必要な費用の標準的な水準イメージを手引きのようなかたちにまとめる。トラック事業者と荷主の間で、これらコストに関して共通の認識が共有されていないとし、双方の理解を促す必要があると判断した。

トラック事業の適正取引・労働時間改善中央協議会に設置された、「適正運賃・料金検討会」で詳細を詰める。

同省は昨年11月に、運賃と料金を明確に区分することなどを内容とした、標準貨物自動車運送約款改正を行ったが、約款改正に伴う運賃・料金の変更届出件数は、昨年12月15日時点で1万7397件、全事業者数に占める割合は30・5%にとどまっており、この比率を引き上げていく必要がある。