荷主に異常気象時の輸送の安全確保を要請

関係省庁が荷主団体へ文書を発出

大雪等異常気象時における輸送の安全確保に向け、関係省庁が荷主団体に対し要請文書を1月28日付で発出した。
異常気象で運送経路の変更や中止などの必要が生じ、原因となった事象がやむを得ないと認められる場合には運送経路の変更等を認めるよう協力を要請した。また、運送に支障を来すことが予想される場合には、配送拠点の在庫の積み増しや、予定の配送時間の前倒し、運送可能域内での物資の融通を行い、トラック事業者への不要不急の運送依頼を控えるよう協力を求めた。大雪時に高速道路などで大規模渋滞が発生したことを受け、トラック事業者への指導とともに荷主の理解と協力を得ながら大雪時の物流のあり方を省庁連携で取り組む必要があるとし、農林水産省、経済産業省、国土交通省により要請したもの。物流機能の維持とトラック事業者や運転者の生命・身体を守るため、傘下会員への周知を求めた。