累計投資総額1兆円、三井不動産ロジスティクス本部

先端技術活用しDX推進

三井不動産のロジスティクス本部は18日、新たに6件の物流施設開発物件を公表、累計投資総額が今年度で1兆円に達する見通しであるほか、「イノベーション推進室」の新設、50社と連携した物流コンサルティングプラットフォームの提供、「EC特化型物流センター」の開設など新たな取り組みを発表した。開発を決定した6物件は、千葉県船橋市(延床面積2万570平方㍍、2027年1月竣工予定)、埼玉県入間市2件(同9万416平方㍍、25年7月/同6万5158平方㍍、26年6月)、茨城県つくばみらい市(同9万6501平方㍍、25年2月)、兵庫県尼崎市(同3万5932平方㍍、25年5月)、神奈川県海老名市(同4万40平方㍍、26年6月竣工)。これで竣工稼働と開発中の物件は合計62件(海外4件含む)・約530万平方㍍となる。12年4月にロジスティクス事業を開始してから累計総投資額は約8500億円で今年度中に1兆円に達する。同日記者会見した三木孝行取締役専務執行役員ロジスティクス本部長 は、24年問題、EC隆盛など人手不足が加速する中で「単に施設を建てて貸すことに留まらない。物流や物流施設の社会的インフラとしての重要性が高まる一方で課題も大きく、それに応えるのがデベロッパーの責務」とし、先端技術を活用したDX施策やサステナビリティの取り組に注力する考えを示した。イノベーション推進室を新設し、DXによる省力化・機械化ニーズに特化した専門部署として顧客の課題解決、物流戦略策定をサポートする。6人体制で、これで12年の事業発足時9人の陣容が95人まで増強された。物流コンサルティングプラットフォーム「MFLP&LOGISolution」は同日から提供を開始。顧客の課題を洗い出し、約50社のサポート企業と連携し、各社の最先端技術を結びつけることで最適なソリューションを提案する。昨年11月から三井ショッピングパーク公式通販サイト「アンドモール」の物流拠点として自動化機器を導入した「EC特化型物流センター」を「MFLP船橋Ⅲ」内に開設し、自社利用を始めているが、他のEC事業者にも共同利用を提案。従量課金制でニーズに広く対応する。「船橋Ⅲ」の動向を見極め、他拠点の開設も検討する。