燃料高 経営の重荷に

埼ト協 「経営動向」と「承継の手引き」

埼玉県トラック協会(鳥居伸雄会長)は今月、『県内トラック運送業界の経営動向と取組み2019』と『事業承継の手引き』の2冊を刊行した。経営動向と取組みは、2009年の調査開始から今回で10回目となる。無作為に抽出した50社を対象とした。経営課題(複数回答)として最も多く指摘された上位3項目は、「運転手不足・採用難」(54%)、「燃料費の高騰」(44%)、「運転手の高齢化」(42%)だった。前回調査で5%程度の割合だった「燃料費高騰」は、今回調査で9倍に高まった。直近の軽油高騰が経営の重荷になっていることが浮き彫りになった。