東ト協 千原体制がスタート

10の施策を表明

新会長を決める東京都トラック協会の理事会が8日、東ト協本部で開かれ、会長代理の千原武美氏(西多摩運送会長)が承認され会長に就任した。これにより1月に大髙一夫前会長が死去してから続いた約半年間の会長不在に、ようやく終止符が打たれた。

千原会長が指名した11人の副会長についても原案通り承認された。
再任された江森東氏(江商運輸)と原玲子氏(日本興運)以外の9人はいずれも新任で、千原体制での執行部刷新を印象づけた。
新任副会長は、鈴木一末(七福運送)、星信久(星運輸)、竹ノ内実(タケウチ)、藤倉泰徳(藤倉運輸)、佐久間恒好(商運サービス)、鈴木健之(鈴直商事)、岸澤武春(岸澤運輸)、佐藤雄平(トーヨーエキスプレス)、田中敏之(新聞輸送)の9氏。
また専務理事に安藤明氏、常務理事に山﨑正、店橋茂、西澤康雄の3氏をそれぞれ承認した。
理事会終了後に行われた千原会長の就任あいさつは約20分に及んだ。所信表明で今後取り組んでいくとして示した10の施策は、①協会運営から協会経営に転換②将来ビジョンをもった協会運営③正副会長会議を協会ビジョンづくりの経営戦略会議の場に④本部の仕組みを変える⑤業界の社会的地位向上⑥ドライバーのための教育施設開設⑦支部のあり方検討⑧支部交付金の継続⑨会員増強⑩社会実験の実施――。

所信表明する千原会長

所信表明する千原会長