手荷役が長時間拘束に
物流連実態調査 荷主「積載量増やしたい」
物流業界の人手不足に対応するため、物流効率化の観点で日本物流団体連合会(物流連/工藤泰三会長)は、幹線輸送を中心に「手荷役実態アンケート調査」を行い、19日に中間報告を公表した。それによると、効率化に向けて輸送のパレット化が進んでいると思われていた幹線輸送だったが、多くで出来ていないことが分かった。パレット化された貨物の積み込み時に手荷役でバラ積みするという非効率な作業が行われていた。その理由として最も多かった回答が、積載量を増やしたいという荷主の意向に従っていたというものだった。物流連では、これら不合理な作業は、車両の順番待ちとなり運転手の長時間拘束につながると指摘した。