年末年始など特定日限定も
国交省 北海道新幹線高速化で6案
北海道新幹線が貨物列車と共用する青函共用走行区間約82㌔㍍で、新幹線の速度を高速化する問題について、国土交通省が時間帯で区分する6つの案を交通政策審議会のワーキンググループに提示した。それによると、貨物列車が走行しない年末年始などの特定日に新幹線を高速走行させる案が最も実現可能性が高いことがわかった。
国交省は共用走行区間の新幹線走行速度を1日1往復だけ高速化することを検討してきたが、いずれの時間帯区分案も貨物列車や他の新幹線列車に影響が出ることがわかり、貨物列車が走行しない特定日だけ新幹線が高速走行する案も検討してきた。
特定日は、年末年始、ゴールデンウィーク、お盆など年数回で、貨物列車が走行しない、あるいは少ないため、始発から数時間、場合によっては終日高速走行が可能になる。高速走行区間は青函トンネル内の下り線が対象となる。