大雪時の道路 価値観転換も

国交省有識者委 「利用控える合意必要」

国土交通省に設置された冬期道路交通確保検討委員会は3月28日会合を開き、同省が、突発的な大雪が道路交通に与える影響を小さくするための論点整理案を提示した。今年2月の福井県での大雪で、大量の車両が立ち往生を余儀なくされたことを受け、論点整理案はドライバーや荷主に対し、「通れることが当たり前」というこれまでの価値観を転換し、道路利用を控えるようコンセンサスを得る必要があるのではとした。

一方、全日本トラック協会はこの日、同委員会のヒアリングに出席。大雪等で事業用トラックの運行自粛要請が行われる場合には、国民の理解が得られるような周知方策を検討するよう求めた。