収入・輸送量が下降 トラック運送

コロナ影響で3月落ち込み顕著
新型コロナウイルスの感染拡大がトラック運送事業者の業績にも大きく影響している。輸送品目で開きがあるものの、運送収入・輸送トン数とも前年を下回り、とくに3月に入ってからの落ち込みが著しい。全日本トラック協会(坂本克己会長)が国土交通省の要請を受けて会員事業者に行ったアンケート調査結果(期間3月9-13日、回答者数826社)によると、運送収入は1、2月がいずれも1社当たり平均で前年同月比108万円(1%)の減少に対し、3月は290万円(2%)減少と下降傾向にある。3月の運送収入は事業者の7割が減収予想、さらに全体の15%が3割超の減収になると厳しい状況だ。荷主からキャンセルされた金額についても1月が1社平均298万円に対し、2月414万円、3月は652万円と増加している。