労災状況1~8月死亡最少で推移

依然死傷災害は増加傾向

厚生労働省が発表した今年1~8月までの労働災害発生状況の速報値によると、陸上貨物運送事業の死亡災害者数は前年同期比13・5(7人)%減の45人となっている。過去10年では最少で、10年前の2010年98人と比べると半減以下にまで減少した。型別をみると「交通事故(道路)」が前年同期比5人減の18人、「激突され」が4人減で0人、「飛来・落下」が3人減の1人と減少傾向を示す。一方、「はさまれ・巻き込まれ」が4人増の8人と増加しているのが特徴。死亡を含む休業4日以上の死傷災害者数は、2・1%(188人)増の8989人と増加への歯止めがかからない。増加しているのは「動作の反動・無理な動作」が216人増の1567人、「転倒」74人増の1483人、「墜落・転落」49人増の2528人。一方大きく減少しているのが「交通事故(道路)」の72人減で394人、「激突され」60人減の431人となっている。