佐川急便 貨客混載を拡大

タクシー、JR北と連携

佐川急便(荒木秀夫社長)が、貨客混載を拡大している。10月29日、北海道旅客鉄道(島田修社長)と貨客混載事業に取り組むことで合意した。

JR北海道が管轄する宗谷線の稚内駅~幌延駅間で、旅客列車に宅配便と旅客の混載を想定して、今月中に実証実験を実施する。JRとの貨客混載は、全国で初めての事業だ。

佐川急便は、昨年11月、北海道の旭川中央交通(柏葉健一社長)と連携し、同社初のタクシーとの貨客混載を開始しており、北海道でタクシーに続き、鉄道でも事業展開することになった。

また、佐川急便は10月26日、北海道に次いで2番目のタクシーとの貨客混載を、京都府京田辺市に本社を置く、タクシー会社の山城ヤサカ交通(粂田晃稔社長)と連携し、事業を開始した。

握手する佐川急便・内田浩幸取締役(左)と山城ヤサカ交通・粂田晃稔社長

握手する佐川急便・内田浩幸取締役(左)と山城ヤサカ交通・粂田晃稔社長