人手不足でコストアップ

2015年度経営分析 業績改善も限定的

全日本トラック協会は23日、2015年度決算に基づく経営分析報告書をまとめ、発表した。燃料価格下落によるコスト削減により営業赤字企業割合は減少したが、人材不足対策によるコストアップ要因が影響し、業績改善は限定的となった。報告書は「今後、仮に再び燃料価格が上昇し、ローリー価格で1㍑あたり100円を超えるような状況になれば、トラック運送業は深刻な影響がある」と予測。燃料価格がまだ高くない現在、燃料サーチャージー制の導入など、対策の必要性を強調している。

一般貨物運送事業損益明細表