中国武漢へ救援物資輸送を開始

日通 再開輸送でバックアップ

日本通運(齋藤充社長)は、新型コロナウイルスの影響を受ける中国国内と輸出を支援する緊急物資輸送を開始した。中国国内の自動車や電気機器メーカーなど製造企業では少しずつ操業が再開され、封鎖が続く湖南省内の企業も11日から復業への通達が出た。まだトラック輸送の通行規制が厳しいなか、同社東アジアブロックは、顧客の操業再開を支援するため陸・海・空のモードを活用してBCP対応輸送サービスに乗り出した。新たに開始した緊急輸送は。①鉄道を利用した上海から武漢向け救援物資輸送、②中国発日本経由欧米向けSEA&AIR、③中国欧州間鉄道と中国国内鉄道の連係、④国際陸海貿易新通道を活用した中国内陸部発着SEA&RAIL、⑤中国沿岸都市の内航船を活用――の5サービス。