上半期トラック新車販売、4年ぶりプラス

1-6月8・2%増の3・1万台

日本自動車販売協会連合会(自販連)が6日発表した23年上半期(1―6月期)の国内「大中型トラック」メーカー4社の新車販売台数は前年同期比8・2%増の3万1415台となり、上半期べースでは2019年以来、4年ぶりにプラスに転じた。半導体や部品不足による生産減で落ち込んだ前年同期からの反動増に加え、エンジン認証不正問題で減少している日野車の供給も再開していることなどから前年同期を上回った。メーカー別での上半期販売実績は、いすゞ自動車が前年同期比38・2%増の1万3240台と普通トラック市場でシェア42・1%占め、三菱ふそうトラック・バスは同37・6%増の6333台拡大したが、コロナ前の19年上半期実績には及ばなかった。また、UDトックスは同14・3%増の5056台と17年上半期(5051台)を超えた。日野自動車は同35%減の6876台だが、マイナス幅は縮小傾向。6月単月の販売台数は4社全てが5月に引き続き前年同月を上回った。いすゞは同61%増の2449台で6カ月連続、三菱ふそうは同55・7%増の1359台と7カ月連続プラス。日野は同26・4%増の1322台で2カ月連続の前年超えとなった。UDは同11・6%増の1002台で、19年(1136台)以来4年ぶりに1千台を超える。