ポストコロナ高速道路施策示す

物流業の生産性向上支援

国土交通省は9日の国土幹線道路部会で、新型コロナウイルス感染症対策に対応した高速道路施策を盛り込んだ中間とりまとめの骨子を示した。物流関連では「大型車両の適切な休憩・休息機会の確保」、「大口・多頻度割引の継続による事業継続、生産性向上の支援」など加速すべき具体的な取り組みにあげた。SA・PAの駐車マス増設や駐車場予約システムの導入を推進。中継物流拠点の拡充も検討する。大口・多頻度割引は継続し、物流・運送事業者の事業の安定性・生産性向上を支援。一方、過去に実施した高速道路料金の大幅割引の影響でフェリー航路の廃止・減便が相次いだことを踏まえ、物流等に対する高速道路の料金施策検討に際しては公正な競争環境を確保するとした。また、物流事業者における車載型荷重計測システムの搭載の推進など、積極的な過積載抑止への取り組みについて、大口・多頻度割引への反映のあり方を検討する。