トラックは目標未達 総合安全プラン2020

「プラン2025」最終取りまとめ

19日の事業用自動車に係る総合的安全対策検討委員会で、「総合安全プラン2020」目標達成状況と、前回素案を示した「プラン2025」の最終とりまとめを議論した。20年の事業用自動車の交通事故件数は2万1871件、うちトラックは1万3500件とともに前年より減少。「2020」で掲げた目標(全体2万3100件以下、トラック1万2500件以下)に対しトラックは未達で、全体とタクシー、バスは目標を達成した。交通事故死者数は全体257人、トラック231人と前年より減少も、プランの目標(全体235人以下、トラック200人以下)には未達。タクシー、バスは達成した。ゼロ目標の飲酒運転事故は36件ですべてトラック。前年(全体56件、トラック48件)より減少したが後を絶たない。次期プラン(21―25年度)には新たに重傷者数や各モード特徴的な事故の削減目標を設定するなどより細かく対策を講じる。トラックは死者数190人以下、重傷者数1280人以下、人身事故件数9100件以下、飲酒運転ゼロ、追突事故件数3530件以下を設定。素案から委員、パブコメの意見を踏まえ1部修正したが大きな変更はなく年度内に取りまとめる。