スワップボディに補助金

国交省 連結トラック導入支援も

国土交通省物流関係の18年度予算概算要求は、環境省と連携したエネルギー対策特別会計で、働き方改革の実現に向けて、スワップボディコンテナ車両の導入補助と、営業用倉庫のバース予約調整システム導入補助などに合計52億8000万円を要求する。

スワップボディ車は、輸送と荷役を分離することで、ドライバーの待機時間解消や中継輸送の促進に寄与し、物流効率化を通じた働き方改革の実現が期待されている。エネ特では、一般的なトラックとの差額の2分の1(400~500万円)を補助する。

バース予約システムは、物流拠点周辺のトラックの順番待ちによる渋滞緩和などのため、システム構築費用の2分の1を補助する。システムでは、荷役順番や荷姿、荷量などの情報を管理することで、貨物輸送の効率化を図る。

スワップボディ車は、トラックヘッド(左)と荷台(右)を分離することができる(写真は佐川急便の車両)

スワップボディ車は、トラックヘッド(左)と荷台(右)を分離することができる(写真は佐川急便の車両)