シベリア鉄道 リードタイム15~30日
国交省 荷主に利用促進
国土交通省は6日、シベリア鉄 道による貨物輸送パイロット事業の結果を報告した。リードタイムは15~30日と海上輸送の2分の1~3分の1。温湿度や振動など輸送品質の問題はなく、各品目で設定した検証事項も有意な結果を得たとし、今後荷主などに利用促進への周知を図る。
日欧間国際物流で、海上・航空輸送に続く第3の輸送手段としてシベリア鉄道に着目した。海上輸送は安定するが日数がかかり、航空輸送は日数の短縮もコスト高。シベリア鉄道はその中間にあたる手段として、パイロット事業を昨年8~12月に7つの輸送品目で実施、輸送6事業者、荷主7事業者が参加した。