インフラ復旧に意欲

森次官 運輸業にBCP策定求める

7月に就任した森昌文国土交通事務次官が11日、就任後初めて会見に応じ、最優先で取り組むべきこととして、相次ぐ自然災害で棄損したインフラなどの復旧に全力を傾けていくとの決意を見せた。

6月の大阪北部地震から9月にかけて西日本豪雨、台風21号、北海道地震が次々と日本列島を襲った。森次官は「道路、港湾、空港、鉄道など国民生活に直結する重要インフラの機能回復を1日も早く取り戻すのが使命」と述べた。

運輸業には、「事業継続計画(BCP)の策定に取り組んでほしい」と求めた。国土交通省のもつハード面と国民一人ひとりの防災への準備、そして企業側のBCPで「安全・安心と経済を支えていく」との考えを示した。

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会見する森次官=東京・千代田区の国交省で(11日)