5月運送収入15%減 トラック運送

資金繰り支援活用は2割
新型コロナウイルス感染症によるトラック運送業への影響について、国土交通省の調べによると、5月の運送収入が前年同月比20%以上減少した事業者は全体の約3割にのぼる。平均では15%の減少。また、国の支援制度では資金繰り支援を約2割の事業者が活用し、1割が給付済み。雇用調整助成金は16%の事業者が活用している。国交省が全日本トラック協会に要請して行っている定点調査で、3・4月に続き5月は25-31日に実施した(回答約150社)。前年同月比の運送収入で「20%以上減少」と回答したのは29%と4月の14%から倍増。6月は20%、7月24%が「20%以上減少」と見込む。5月の1社当たり平均減少額は2865万円、前年同月比15%減となり、6・7月見込みも含め減少額、率とも最も大きい。荷主からキャンセルされた金額では、5月は1社平均1240万円。3月の1681万円、4月の1286万円よりは下回った。