輸送事業の営業益40%増

セイノーHD 4-12月 燃料費低下などで

セイノ―ホールディングス(田口義隆社長)が10日発表した2015年4‐12月期連結決算は、輸送事業で物量が前年同期比0.5%減となったものの、適正運賃・料金収受などにより単価は同1.7%上昇したことなどから、連結売上高は同1.2%増の4150億800万円と増収を確保した。

利益面では、全体営業益の72%を占める輸送事業の営業利益が増収効果に加え、燃料費の低下や適正運賃収受などで前年同期比40.2%増の146億3200万円と大幅な増益となった。その結果、営業利益全体は28.1%増の202億4500万円に伸び、過去最高益だった前期を上回るペースだ。