国内貨物輸送 19年度2%減に

日通総研まとめ 新型コロナ追い打ち

日通総合研究所(青山陽一社長)が公表した2019年度と20年度の経済と貨物輸送の見通しによると19年度の国内貨物輸送量の見通しは、18年度に比べ2・0%(9300万㌧)減の46億3440万㌧になりそうだ。消費増税に加え、足元の新型コロナウイルス感染拡大が消費減へ一層重しになってきた。この影響は次年度上期まで続くとみており、20年度の国内貨物輸送量は44億7640万㌧と18年度比で1億5100万㌧の貨物が消失すると推計。3年連続の減少になりそうだ。品類別輸送量の内訳をみると、消費関連貨物は、19年度が前年度のプラスから一転マイナスとなる。