全ト協が創立70周年

記念式典に800余人

全日本トラック協会(全ト協/坂本克己会長)は14日、都内のホテルで創立70周年記念式典を開催した。記念式典には政治、行政、業界などの各界から800余人が出席し、70周年を盛大に祝った。

主催者あいさつに立った坂本会長は、1948年(昭和23年)2月に全ト協の前身である日本トラック協会が設立されて以降、戦後日本の経済復興と国民生活を支え、阪神淡路大震災や東日本大震災、熊本地震をはじめ大規模震災時にはトラック輸送の特性を生かした救援活動で重要な役割を果たしてきたと指摘。「日本の戦後とトラック業界の70年は重なり合う」と述べた。

同会長は、社会インフラとしての役割を担っているトラック輸送について「キーワードは、汗水流して働いているドライバーが、誇りと充実感を持てることが必要」と長時間労働をはじめとする労働環境改善が最大の課題だと強調した。

坂本克己会長

坂本会長