トラック担い手確保に意欲

石井国交相　「労働条件改善を」

第3次安倍改造内閣の国土交通相に就任した石井啓一氏は9日、専門紙との記者会見に臨み、自動車運送事業の人手不足について「経済の活性化で物流も増えるので、少子高齢化のなか、トラックが典型的だが、各業界が人手不足になっている。とくにトラックドライバーは、賃金や労働時間などの労働条件改善が何より重要だ」と述べた。

そのうえで、石井国交相は「荷主を含めた関係者が一堂に集まる協議会が中央と都道府県に設置されたので、この協議会を通じた取り組みとともに、長距離輸送に中継輸送を導入したり、トラガールプロジェクトで女性の活躍を進めるなど、トラック運送業の担い手確保に引き続き取り組みたい」と述べ、トラックの労働力確保に意欲を示した。

　　　　　会見する石井国交相