荷動き回復基調に

日通総研短観　7-9月プラス浮上も

　長引いていた消費税増税後の影響からようやく抜け出せるのではないか----7月29日に日通総合研究所（宮近清文社長）が発表した企業物流短期動向調査（6月調査）は、そんな期待を抱かせるような内容だ。2015年7-9月の荷動き指数見通しは、前期（4-6月）に比べて7ポイント改善のマイナス4と水面近くまで回復。業種別でも一般機械がプラスに浮上するなど11業種で改善を示した。企業の設備投資が広がれば、荷動きの回復は夏以降加速し、7-9月はプラスもありうると予想している。