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日本流通新聞6月15日付紙面から

アジアでの競争に危機感

物流企業の海外展開 アドバイザリー会議

 国土交通省は10日、物流政策のあり方について有識者からのアドバイスを受ける物流アドバイザリー会議を開き、我が国物流業の国際競争力強化について意見を聞いた。アドバイザーらからは、従来の日系製造業の海外展開を支える立場からの転換を促す指摘が多く、今後のアジア市場での欧米系インテグレーター、現地物流企業との競争に危機感が示された。
 冒頭あいさつした同省の羽尾一郎物流審議官は「昨今は物流業自身が海外での事業展開により成長しており、欧米企業や現地企業との競争、M&Aなどの動きがある。アドバイザーの意見を踏まえ、今後の行政をよい方向に進めたい」と趣旨を説明した。
 アドバイザーのうち、みずほ銀行産業調査部の川手康司社会インフラチーム次長は、アジア市場での欧米系物流業との競争について「日系荷主企業の仕事を取れなくなることが懸念される。欧米系に比べて弱いコスト競争力を高める必要がある」と指摘した。

アドバイザリー会議

日系荷主企業の仕事を取れなくなるとの懸念が示された

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