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日本流通新聞2月9日付紙面から

首都高 渋滞10年で4分の1に

池尻〜三茶などで対策

 首都高速道路(菅原秀夫社長)は4日、首都高快適走行ビジョンをまとめ、発表した。3月7日の中央環状線全線開通により、同環状線内側の渋滞・混雑は約4割減少する見込みで、首都高の道路ネットワークが大きな転換点を迎えることから、5年後の東京オリンピック・パラリンピック開催時までに渋滞・混雑を半減させ、概ね10年後にはさらに半減し、現在の4分の1まで渋滞・混雑量を減らすことを目標に掲げた。
 渋滞対策は、まず池尻〜三軒茶屋間、堀切・小菅ジャンクション間、板橋・熊野町ジャンクション間の3ヵ所で進める。
 池尻〜三軒茶屋間は、上り勾配での速度低下対策で、下り線に速度回復を促す「エスコートライト」と呼ばれる誘導灯を設置する。設置済みのアクアラインでは、時速が5〜10㌔㍍向上した実績があるという。今月中旬から運用を開始し、効果を確認したうえで東京港トンネルや高井戸、扇大橋など他の区間への設置拡大を検討する。
 池尻〜三軒茶屋間ではさらに、2027年度の完成をめざして、池尻入口を三軒茶屋方向にずらしたうえで約300㍍の付加車線を設置し、上り勾配が終わってから本線に合流する改良工事を行う。

首都高

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