北陸新幹線車両を陸上輸送

SBSロジコム　工場から港まで

　SBSロジコム（鎌田正彦社長）は1日、2015年春に開業予定の北陸新幹線用の車両E7系を輸送したと発表した。初夏から秋にかけ、工場で組み立て製造された北陸新幹線3.5編成42両を輸送する業務で、積み出し港までの約8km間を陸上輸送するプロジェクト。
　北陸新幹線は、1両が全長25m、重量40tの超長尺物かつ超重量物で電子機器の集合体だ。輸送は北陸新幹線の先頭車両や中間車両を1日2両ずつ、交通量の少ない深夜から早朝の時間帯に、ドライバーや交通整理などを行う地上誘導員約30人の作業チームを投入して実施している。

大きな内輪差を考慮したハンドル操作が必要など高度な技術が不可欠だ