温暖化対策税、暫定税率を衣替え

軽油には地方環境税、ガソリンは5円減税に

 環境省は11日、地球温暖化対策税(環境税)の具体案を発表した。ガソリンと軽油については、現行の暫定税率を衣替えするかたちで課税するもので、ガソリンでは暫定税率1㍑当たり25・1円を廃止して、温暖化対策税20・1円を新たに課税するため、差し引き5円の減税となる。軽油については、具体的な税率を税制調査会の審議に委ねたが、「地方環境税」としてガソリンに準じた課税が見込まれる。来年4月の導入をめざすが、「看板の掛け替えだ」との批判を招くのは必至だ。

地球温暖化対策税の全体像