前原国交相 高速道路無料化「慎重に進める」

乗用車千円も当面継続

 民主党を中心とした鳩山内閣が発足し、国土交通相には同党副代表の前原誠司氏が就任した。前原国土交通相は17日の就任会見で、同党の政権公約である高速道路無料化について「時間をかけて社会実験やシミュレーションを行い、国民の理解を得ながら段階的に進めたい」と述べ、慎重に進める考えを示した。また、現在実施中の「休日乗用車千円」などを内容とする料金値下げを当面継続する考えも明らかにした。

前原国交相

前原誠司国土交通相略歴
 86年京大法卒。87年松下政経塾入塾。91年京都府議初当選、93年衆院初当選。05年民主党代表、07年同副代表。京都2区選出、当選6回。47歳。(まえはら・せいじ)