宅配便、初の減少 昨年度 国交省調べ

 国土交通省は3日、2008年度の宅配便およびメール便の取扱実績を発表した。それによると、トラックによる宅配便の総取扱個数は31億7749万個、前年度比0・6%減となり、宅配便が始まって以来、初の減少に転じた。世界的な景気低迷の影響で、企業からの荷物の減少が著しかったためだが、通販市場の拡大を取り込んだ飛脚宅配便と大口顧客を新規開拓したゆうパックは増勢を維持した。一方、メール便は総取扱冊数が3・6%増の50億906万通となお増加を続けている。

宅配便取扱個数の推移   宅配便取扱個数上位10便